宿の朝食
暖房が良く効いていて、とても過ごしやすい宿だった。
同じ部屋のマレーシア人に見せてもらったパスポート
イスラム圏らしく、イスラエル以外のすべての国に有効と書いてある。
1泊した名もなき宿
家族経営でチャリダーの間では有名らしい。
ムルガブの標高
3631m
パミール・ハイウェイ
手持ちのソモニが少ないので、銀行へ行ってみる
パミール・ハイウェイ
パミール・ハイウェイ
オシまで417kmの看板
ムルガブの街並み
銀行はあったが、ATMは電源OFF、窓口は日曜なので閉まっていたので宿へ戻る。
宿の3人ドミトリー
宿の3人ドミトリー
宿から見たムルガブの街並み
標高3600m とても寒い
宿から見たムルガブの街並み
市場のタクシースタンド
キルギス・オシ方面行きのタクシーを探す。
市場のタクシースタンド
人があまり集まらず、2人で300ソモニでいいと言われたので、そのタクシーに乗ることにした。
レーニン像
警察署近くにある。さっきのスウェーデン人が、体調不良でオーバーステイ&許可証なしでパミール高原に立ち入ってしまい(知らなかったらしい)、昨日ムルガブ手前の検問所で問題になったので、一旦警察署へ。
キルギス人運転手のタクシー
ちょっと英語を話す運転手。スウェーデン人が取り調べを受けている間に、タクシーで運転手の親族に荷物を届けに行くことになった。
タクシーに給油中
大胆な給油方法・・・。給油が終わって、運転手に「ガソリン代払って」と言われたので、あれっ?と思っていたら、どうやらタクシー代かわりに払えという事らしい。でも1人600ソモニとか言う。バカに高い・・・。がキルギスに早く帰りたいので払うことにした。
ソモニをほとんど持っていないので、有り金のドル、キルギスソム、ロシアルーブルを見せて「好きなだけ取ってくれ」と言ったら、「1000ソム+500ルーブルでOK」と言うではないか。あれ・・・?バカに安くないかそれ? 150ソモニぐらいだけど・・・。とりあえず安く行けるので良しとする。
スタンド併設の食堂で昼飯
おいしいシャシリク。またもスウェーデン人に払ってもらった。申し訳ない・・・。なんか、さっきのガソリン代、このスウェーデン人はガッツリ600ソモニ取られていたぞ・・・。いったい何なんだか・・・。とりあえず150ソモニ分だけ払ったことは彼には内緒にしておいた。それから、余った少額のソモニ札を両替できるか運転手に聞いたら、キルギス・ソムに両替してくれた。レートはまあまあ。
ムルガブを出発
さっきの払った1000ソム+500ルーブルは、どうやら運転手が500を5000と勘違いしてるっぽい・・・。それならつじつまが合う。
スウェーデン人は警察で罰金を払って開放してもらったようで、無事合流して一緒にキルギスへ。
パミール・ハイウェイをキルギス国境へ向けてひた走る。
同乗者は運転手の他に、スウェーデン人と運転手の親族の小さな女の子。
パミール高原
所々雪が残っているので、けっこうガタガタ揺れる。
パミール高原
パミール高原
人っ子一人いない無人地帯
パミール高原
現在地の標高4590m
パミール高原
名もなき川沿いを走る
カラクル湖の湖畔を走る
カラクル湖畔
カラクル湖と天山山脈
こんな辺境にも民家が建っている
国境警備隊の車が立ち往生していて助けを求めていたので、牽引して救助。運転手は結構慣れた様子で、よくあることらしい。
国境警備隊の車
柵の向こうは中国との緩衝地帯。中国領まで10km。
タジク国境ゲートの高度
ムルガブから高原を上り4675mの峠を越えて、現在地4206m。昨日に続き今日も最高到達標高を更新。
さっき罰金を払ったスウェーデン人は、無事通してもらえるかと思いきや・・・。罰金払ったという情報が国境に伝わってなくて、通してもらえない・・・。私のパスポートは、すぐ出国印押してもらえたけど・・・。スウェーデン人はロシア語全く話せないので、私と運転手が間に入って、つたないロシア語で通訳。翻訳アプリも総動員。入国審査官は翻訳アプリの存在に結構感心していた。
タジク国境⇔キルギス国境間
入国審査官の人の好さが翻訳アプリを通して伝わってくる。どうやらこの人は、賄賂を取ろうとか全く思っていなくて、ただ自分の職務を全うしているだけの様だ。「通せないものは通せない」と・・・。結局、スウェーデン人が手元に残ってたソモニ札(50ドル強)を賄賂として払うことで渋々通してもらえることに。賄賂を取ることは不本意ではあったようだが、通れることになったので一安心。
タジク国境⇔キルギス国境間
電話もネットもなく、携帯も通じないとても辺境にある、この国境。通信手段は警備隊の持つ無線機のみ。
キルギス国境手前で立ち往生
国境線を越えてから、キルギス側は全く除雪されておらず、何度も車がスタック。マイナス20℃、猛吹雪の中、3人でスコップ使って雪かきしたり、車を押したりして脱出。スタックと雪かきを5回ほど繰り返して無事キルギス国境ゲートに到着。低体温症になって死ぬかと思った。
キルギス入国印
2週間ぶりにキルギスに戻ってきた。タジク側と違って携帯も通じる。
ロンプラ情報によると、この国境で猛吹雪にあい救助された欧米人がいるらしい・・・。冬場の通行は十分な食料と防寒装備を!!
ホテル・タチナの夕食
サリタシュの町に着いて、運転手に宿を探してもらったが冬場なので、どこも休業・・・。唯一開いていた家族経営のミニホテルに宿泊。夕食、朝食付きで1000ソム。高けぇ・・・。運転手はオシまで行って、自分の家に泊まればいいと言っていたけど・・・。
スウェーデン人と運転手とはサリタシュでお別れ。彼にはオシゲストハウスをオススメしておいた。
ホテル・タチナの客室
普通のキルギス人の民家の数部屋を客室にした、ホームステイ感あふれるホテル。暖房が良く効いていて快適。ただしシャワーなし、トイレは共同ポットン便所です。さっきの夕飯は、あんまりおいしくなかった・・・。
ホテル・タチナの客室
宿の娘さんとおじいさん(70歳オーバー)は結構感じが良かった。けど、キルギス・ソムが手元になかったので、ユーロで払おうとしたらレートをかなりボッタクってきたので閉口した・・・。ぃゃ、20ユーロって1540ソムくらいでしょ。1300ソムって・・・。ドル並みに低いやんけ・・・。ちなみに、この町に銀行やATMは無いそうです。商店が両替屋を兼ねているらしい・・・。