ボーテン→ムアンクア ベトナム方面へ

概要: ベトナム国境に近い町ムアンクアに出るため、早起きした。まずは北部最大の街ウドムサイへ出て乗り換え。
 昨日の夜、宿のおばちゃんや、商店の店主に聞いたところ、ウドムサイ行きバスは、宿前のメインストリートを10時~13時くらいに通るらしい。流しのバスを捕まえろという事っぽい・・・。昨日買っておいたチョコパイを幾つかつまんでから、通りでひたすらバスが来るのを待つ。ミニバンが時々通りかかるが、1台チャーターで40万キップ・・・高すぎる。正規のバスならその1/10で行ける・・・。20分ほど待っていると、中国人を二人のせたミニバンがやって来て、ウドムサイとルアンナムターへの分岐があるナトゥイ村までなら2万キップで行くと言っている。後ろのおっさんは、ジンホンがナントカと言っているが・・・。少しでも駒を進めるため乗ることにした。ジンホンが~と言っていたおっさんもウドムサイへ行くらしい。この人についていけば安心か・・・。
 と思っていたら、5kmほど走ったところの景洪飯店(ジンホン ファンディエン)でおっさんは降りてしまった。昆明からやって来た、ルアンパパーン行き寝台バスが隣に停まっている。降りておっさんに話を聞くと、「夜行バスが客を下ろして朝飯を食っていて、食べ終わったら出発するので、このバスに乗ったら、途中のウドムサイで下ろしてもらえる。」との事。さっきのミニバンの運転手は、「ココで降りるなら1万でいい」と言うので1万キップ渡して別れ、夜行バスの出発を待つ。
 10分ほど待つと夜行バスのエンジンがかかり、客がぞろぞろと飯店からバスに戻り始めたので、バスに乗車。予定にはなかったが、なんと寝台バスだ。最初、一番前の寝台に陣取っていたが「ここは運転手の休憩用寝台だから、どけ」と言われてしまったので、他の寝台を探すも、ほぼ満員なので空いていない・・・。困っていたら、運転手用寝台の上段の荷物を運転手がどけてくれて「ここなら使っていいよ」と言われたので上段へ上がった。
 まさかラオスで寝台バスに乗るとは・・・。自分みたいな途中から乗る乗客が多いのか、通路の丸椅子に座っている乗客もいる。バス備え付けの時計は北京時間のままになっている。ウドムサイまでの料金を聞くと、なんと10万キップ・・・正規バスの2.5倍だ・・・。しかしこのバスを逃すと、次がいつ来るか分からないので、仕方なく払った。
 寝台の上段は眺めが結構いい。ナトゥイ→ウドムサイ間の絶景を楽しむ。3時間ほどして12:30にウドムサイ着。ウドムサイはバスターミナルが2つあるので、北ターミナルで下ろしてもらう。降り際、中国語が話せるラオス人に話しかけられたので、しばしお喋り。成都大学に留学して、国際貿易を学んでいるらしい。中国語がかなりうまい。自分が日本人だと分かると「日本はなかなかイイ車を作るね~」と言われて、鼻高々だった。
 久々のウドムサイ・バスターミナル。切符売場のおばちゃんも、こないだと同じ人だ。ターミナル構内の中華料理店で昼飯。卵炒飯2万キップ。味はまぁまぁ。ウドムサイは人口の1/4が華僑らしく。中華料理店や漢字の看板が多い。国境貿易で栄えているらしい。
 ムアンクア行き切符を4万キップで買ったけど、出発の15:30まで、まだ2時間以上あるので、カイソーン像を観光することにした。1kmなので歩いていこうと思い、通りを歩いていたけど、暑いしトゥクトゥクに声をかけられたので、トゥクトゥクで行くことにした。往復2万キップ。トゥクトゥクのおっちゃんは、ラオス人らしい、なかなかフレンドリーな人。しかも自分が日本人だということを一発で当てた。なんかスゴい。肝心のカイソーン像は門が閉まっていたので、入口だけを観光。トゥクトゥクのおっちゃんが、像をバックに写真を撮ってくれた。
 ターミナルに戻って、商店でジュースを買って飲んでいると、この間ルアンナムターのドミトリーで一緒だった、イタリア人女性二人と、バッタリ再開。これから二人はラオス最北のポンサリーへ向かうらしい。が、バスがいつ来るか分からないので、何時間も待っているとのこと。お疲れ様です・・・。ラオスではよくあることっぽいけど・・・。
 バスに乗車して出発を待つ。バスターミナルの有料WiFiに、5分間の無料トライアルが付いていたので、その5分を使ってTwitterに投稿したりする。
 定刻になり出発。途中の村で人や貨物を載せ降ろししながら、川沿いに作られた2E国道を下る。一番前の席なのでとても見晴らしがイイ。ムアンクア方面は、ルアンナムター方面より全然山深くて、人の気配がほとんど無い。
 ポンサリーとの分岐手前でドライブインの様な所に寄った。小腹がすいたので、水とタイ製ポテチを買って食べる。夕方になり、ムアンクアに到着。
 ムアンクアのバスターミナルは、パクベンと同じくらい、さびれたターミナルだ・・・。パクベンよりちょっと大きいけど。町の中心までは2.4km・・・。歩くのか・・・。トゥクトゥクやタクシーの姿はなく、流しのバイクに声をかけてもスルーして行くので、仕方なく歩くことにした。1kmほど汗だくになりながら、歩いていると、さっき乗ったバスが後ろからやって来た。手を降ると乗せてくれた。助かった~。しかも無料でした。町の中心でバスを降り、調べておいたNam Ouゲストハウスへ。ムアンクアの町並みは、なんか中国の水郷古鎮を彷彿とさせる・・・。
 無事ゲストハウスに到着。川が見える、とても見晴らしのいいゲストハウスだけど・・・とてもボロい。パクベンで泊まった宿以上にボロい・・・。んが、頭が痛いし、もう宿探しをする体力が残っていないので妥協した。
 最初、3万のシングルに泊まったけど、扇風機が使えないので、5万のダブルに変えてもらった。ボロいが宿の人の感じがいいのが救い。
 宿でしばし休憩してから、船着き場そばのレストランで、ポンサリー茶5000キップと、炒飯15000キップを夕飯に食べた。軽く散策してから、宿へ戻ると、疲れからすぐに寝てしまった。徒歩10分でほとんど見てしまえるほど小さい、ムアンクアの町・・・。


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(軌跡データが表示されるまで、しばらく時間がかかります。)

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GPSデータ:2016年06月27日

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