「自宅LTOテープバックアップのススメ」の版間の差分
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* UltraSCSIカード(PCI or PCIe) | * UltraSCSIカード(PCI or PCIe) | ||
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* Ultrium1~3テープ | * Ultrium1~3テープ | ||
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* デスクトップPC | * デスクトップPC | ||
* SASホストバスアダプタ(PCIe or ExpressCard) | * SASホストバスアダプタ(PCIe or ExpressCard) | ||
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* 内蔵型LTOドライブ | * 内蔵型LTOドライブ | ||
* Ultrium3~7テープ | * Ultrium3~7テープ | ||
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+ | 最低限SCSIカードとケーブル、ドライブが必要だ。ドライブのインタフェースはSCSI(or SAS)かFCが大半なので、ノートパソコンでのテープ使用はちょっと難しい。USB接続のLTOドライブは無くはないが、オークションには出回ってなく、入手は難しいであろう。ノートパソコンで使いたい場合はSAS接続のドライブと、ExpressCard型のSASホストバスアダプタを使えばおk(ノーパソにExpressCardスロットが必要なので、廉価なPCだとキビシイ) | ||
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+ | LTO3はSCSIの物と、SASの物、両方が出回っているので購入時はよく確認しよう。 | ||
LTO7は2015年12月31日に発売されたばかりで、ドライブが100万円~と大変高価なので、一般庶民が手にすることは当面ないだろう・・・。LTO5は5~10万円でオークションに出ている事がある。 | LTO7は2015年12月31日に発売されたばかりで、ドライブが100万円~と大変高価なので、一般庶民が手にすることは当面ないだろう・・・。LTO5は5~10万円でオークションに出ている事がある。 | ||
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+ | ヤフオクにたまにLTOドライブ搭載のワークステーションが出ている場合があるので、それを買えばSCSIカードを物色したり、取り付け作業をしたりせずに済む。 | ||
== 使い方 == | == 使い方 == |
2016年5月10日 (火) 14:54時点における版
ちうい!!、テープドライブの取り付けや、データのバックアップは自己責任でどおぞ
近いうちに画像を追加します
わぁい!! 百合子さん磁気てーぷ大好き♡ ぁぁ~フェライトのいい香りがするのお~ スーハースーハー てぇぷ食べちゃう♡ バリバリ もしゃもしゃ(^^♪
今から半年近く前の2015年12月頃、ファイルを暗号化して身代金を要求する「TeslaCrypt」とかいうランサムウェアが登場。何でもコイツはシャドウコピーまで暗号化していくらしく、Windows10のファイル履歴機能で外付けUSB-HDDにバックアップをしていた百合子は不安になり、別のバックアップ方法を模索することに・・・
新たなバックアップメディアに求める要件は
- オフラインで保管できる (オフラインであればランサムウェアが物理的に暗号化できない)
- 安価
- 長期保存ができる (月単位でバージョニングがしたい)
この条件で色々と検討したところ、磁気テープのLTOが目に入った♡ 元々サーバやディスクアレイ用なので、新品ドライブは100万円前後と非常に高価だが、放出品が中古でヤフオクに安く出回っている。(LTO2ドライブで2000円前後)。サーバ向けなので信頼性も十分。テープの価格は新品でも結構安くUltrium2(200GB)で1本3000円前後。ヤフオクだと5本で2000円の時もある。
LTOの概要とか、Ultriumのバージョン間差異についてはWikipedia - Linear Tape Openを参照。
導入
導入にあたって、SCSIカードの接続やドライブのインストールなどをする必要があるので、PC自作や改造の経験があるほうが望ましい。Linuxのコマンドライン操作の経験もあると尚よい。
ヤフオクを見ると、様々なLTOテープドライブや、テープライブラリ、テープオートローダが出品されているが、百合子さんのオススメは内蔵型のLTOドライブ単体。なぜかというと、テープオートローダ、テープライブラリは轟音のファンがついていることが多く、騒音のため一般家庭(#逸般の誤家庭?)での使用には適さず、また20kg以上でめちゃくちゃ重いため。
なお、バックアップしたいデータが巨大でテープの入れ替えが面倒くさいとか、自宅に1Uサーバとか「るうたあ」があって騒音には慣れてるYoとかいう人は、テープライブラリ装置を購入してもいいと思う。
用意するもの
LTO1~3(パラレルSCSI)の場合
- デスクトップPC
- UltraSCSIカード(PCI or PCIe)
ハードオフのジャンクコーナーにあるものでおk。コネクタが68pinの物を。Ultra320(320MB/s)が理想だが、Ultra Wide SCSI 2(80MB/s)でも動かなくはない。
- ターミネータ付き68pinSCSIケーブル
SCSIは50pinと68pinがあるが、LTOは全て68pin。ターミネータなしの物は安いけど、別途規格の合うターミネータを調達しなければいけないので、ターミネータ付きがオヌヌメ。(しかもターミネータの種類が色々あって、ややこしい)
- 内蔵型LTOドライブ
5インチベイに搭載できるのでハーフハイトの内蔵型がオヌヌメ
- Ultrium1~3テープ
LTO3~7(シリアルSCSI(SAS))の場合
- デスクトップPC
- SASホストバスアダプタ(PCIe or ExpressCard)
SASとSATAは似て異なる物なので、ちうい!! (コネクタ形状がかなり似てる)
- SASケーブル
これまた種類が多いので、ちうい!!
- 内蔵型LTOドライブ
- Ultrium3~7テープ
最低限SCSIカードとケーブル、ドライブが必要だ。ドライブのインタフェースはSCSI(or SAS)かFCが大半なので、ノートパソコンでのテープ使用はちょっと難しい。USB接続のLTOドライブは無くはないが、オークションには出回ってなく、入手は難しいであろう。ノートパソコンで使いたい場合はSAS接続のドライブと、ExpressCard型のSASホストバスアダプタを使えばおk(ノーパソにExpressCardスロットが必要なので、廉価なPCだとキビシイ)
LTO3はSCSIの物と、SASの物、両方が出回っているので購入時はよく確認しよう。
LTO7は2015年12月31日に発売されたばかりで、ドライブが100万円~と大変高価なので、一般庶民が手にすることは当面ないだろう・・・。LTO5は5~10万円でオークションに出ている事がある。
ヤフオクにたまにLTOドライブ搭載のワークステーションが出ている場合があるので、それを買えばSCSIカードを物色したり、取り付け作業をしたりせずに済む。
使い方
最近のWindowsはLTOテープの対応がアレなので、基本的にはLinux上でテープ操作をすることになる。Linuxをインストールしてもいいし、Knoppixみたいな1CDLinuxでもいい。Cygwinでも使えるかもしれない?
Linuxでテープにバックアップが取れる、フリーのツールはdumpやtar(TApe Archipe)、amandaなどがある。
root権限でコマンド操作を間違うとデータやシステムを破壊する場合があるので、十分注意しよお。ガチのバックアップを取る前に、消えてもいいデータとテープを使用して、何回かバックアップ/リストアの練習をしよお。
自動化された高度なバックアップを取りたい場合は、お金を出して専用のバックアップソフトを購入したほうが、いいかもしれない。
tarコマンド
最低限のコマンドだけ列記しておくので、詳細やオプションの意味は、ググったりmanページを見て調べること。
なおtarを使用する場合は -b でブロックサイズを指定しないと、複数テープにまたがって書かれたデータを正しく読めないので、ちうい!!
テープに書き込み
# tar cfvpM /dev/nst0 . -b 2048
カレントディレクトリ以下をテープに書き込み
テープの内容表示
# tar tfvpM /dev/nst0 -b 2048
テープの内容をベリファイ
# tar dfvpM /dev/nst0 -b 2048
元データがあるディレクトリにcdしてから実行
テープから読み込み
# tar xfvpM /dev/nst0 -b 2048
テープを巻き戻し
# mt -f /dev/nst0 rewind
テープをイジェクト
# mt -f /dev/nst0 eject
HP製ドライブの様に、これを実行してもテープが排出されないドライブもある(テープ端自体はカートリッジに格納される)。
mtコマンドは
# yum install mt-st
などでインストールできる。
運用上の注意
磁気テープメディアは安価で長期保存もできる優れたメディアだが、案外デリケートなので注意して取り扱い、保管しよお。基本的に磁界とホコリ、高温、湿気は大敵。
ほかのメディアと違って、冷蔵庫での保管は非推奨。
ハードディスクと違って衝撃には強い模様・・・(5階から落としてテストしてみたいw HDDは確実に壊れる高さw)
ドライブは定期的にクリーニングテープでクリーニングしましょう。クリーニング間隔はドライブメーカーの取説を読むと1~3ヵ月間隔とか書いてある。
某資料によれば、超音波加湿器のある部屋にLTOドライブを置いてはいけないらしい・・・?