「ボーイング737でLチカ」の版間の差分
提供:泣かないでゆり子
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[[File:B737BOX.JPG|thumb|ハセガワ製 ボーイング737-800プラモデルの箱 1/144 No.10690]] | [[File:B737BOX.JPG|thumb|ハセガワ製 ボーイング737-800プラモデルの箱 1/144 No.10690]] | ||
+ | [[File:B737BoxSample.JPG|thumb|箱に書いてある完成写真。実はこの写真の737、エンジンが左右逆に取り付けてあるw (フィンが外側に誤って付けてあるw)]] | ||
[[File:B737InternalMCU.JPG|thumb|翼の付け根にマイコンを内蔵した]] | [[File:B737InternalMCU.JPG|thumb|翼の付け根にマイコンを内蔵した]] | ||
[[File:B737Programming.JPG|thumb|半組み立て状態の機体に、ブレッドボードに載せたマイコンを繋いで点滅プログラムの開発中。書き込みには[[STK500クローン]]を使用。]] | [[File:B737Programming.JPG|thumb|半組み立て状態の機体に、ブレッドボードに載せたマイコンを繋いで点滅プログラムの開発中。書き込みには[[STK500クローン]]を使用。]] | ||
[[File:B737WingInternal.JPG|thumb|翼端灯の配線は翼内に内蔵~。塗装と組み立てがヘタクソなのは仕様ですw 修業しなきゃ・・・]] | [[File:B737WingInternal.JPG|thumb|翼端灯の配線は翼内に内蔵~。塗装と組み立てがヘタクソなのは仕様ですw 修業しなきゃ・・・]] | ||
+ | [[File:B737WingLights.JPG|thumb|翼端灯は翼の裏側に瞬間接着剤で固定、電線は翼の隙間から出している。]] | ||
+ | [[File:B737PowerCable.JPG|thumb|地上電源(+3V)はケーブルを主脚格納庫のすき間に通して供給。+、-、電源SWの3線。]] | ||
後輩からボーイング737-800のプラモデル(ハセガワ製 1/144 No.10690)を頂いたので、ただ作るだけじゃ飽き足らずAVRマイコンを内蔵して翼端灯と衝突防止灯を点滅させてみた♪ なかなか贅沢なLチカ。 | 後輩からボーイング737-800のプラモデル(ハセガワ製 1/144 No.10690)を頂いたので、ただ作るだけじゃ飽き足らずAVRマイコンを内蔵して翼端灯と衝突防止灯を点滅させてみた♪ なかなか贅沢なLチカ。 | ||
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AVRマイコンのスリープ(パワーダウン)機能を使って、タクトスイッチPUSHで電源ON/OFFできるようにしてみた。 | AVRマイコンのスリープ(パワーダウン)機能を使って、タクトスイッチPUSHで電源ON/OFFできるようにしてみた。 | ||
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+ | == 回路 == | ||
+ | [[File:B737-schematic.png|thumb|回路図]] | ||
2.4~3Vの乾電池動作のため、マイコンは'''ATtiny13A'''又は'''ATtiny13V'''を使用。無印の'''ATtiny13'''は電源電圧範囲が2.7~5.5Vなため、乾電池動作(特に充電池)には不向き・・・ | 2.4~3Vの乾電池動作のため、マイコンは'''ATtiny13A'''又は'''ATtiny13V'''を使用。無印の'''ATtiny13'''は電源電圧範囲が2.7~5.5Vなため、乾電池動作(特に充電池)には不向き・・・ | ||
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欲を言えばロゴライトとか、外側着陸灯なんかもつけたかったけど、このスケールでそれはキビシイ・・・ | 欲を言えばロゴライトとか、外側着陸灯なんかもつけたかったけど、このスケールでそれはキビシイ・・・ | ||
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+ | 点滅させるLEDはマイコンに接続、それ以外のLEDはカソードをGNDに落としておくことで、常時点灯とした。全LEDのアノードをトランジスタに接続、トランジスタのベースをマイコンに接続して、全LEDの点灯、消灯を一括でできるようにした。 | ||
==C言語コード== | ==C言語コード== | ||
8ビットタイマにCTC動作をさせ、一定間隔(32ms)で割り込みを発生させてLED点滅の間隔を生成。INT0割り込みを使って、スリープからの復帰、スリープへの移行を行い、電源ON/OFFの代わりとする。 | 8ビットタイマにCTC動作をさせ、一定間隔(32ms)で割り込みを発生させてLED点滅の間隔を生成。INT0割り込みを使って、スリープからの復帰、スリープへの移行を行い、電源ON/OFFの代わりとする。 |
2016年5月17日 (火) 11:50時点における最新版
後輩からボーイング737-800のプラモデル(ハセガワ製 1/144 No.10690)を頂いたので、ただ作るだけじゃ飽き足らずAVRマイコンを内蔵して翼端灯と衝突防止灯を点滅させてみた♪ なかなか贅沢なLチカ。
AVRマイコンのスリープ(パワーダウン)機能を使って、タクトスイッチPUSHで電源ON/OFFできるようにしてみた。
回路
2.4~3Vの乾電池動作のため、マイコンはATtiny13A又はATtiny13Vを使用。無印のATtiny13は電源電圧範囲が2.7~5.5Vなため、乾電池動作(特に充電池)には不向き・・・
- 内蔵したLEDの詳細
- 尾灯 白
- 衝突防止灯(上面/下面) 赤×2
- 機内灯 白×2
- 右翼端航法灯 緑
- 左翼端航法灯 赤
- 翼端閃光灯 白×2
- 着陸灯 白×2
欲を言えばロゴライトとか、外側着陸灯なんかもつけたかったけど、このスケールでそれはキビシイ・・・
点滅させるLEDはマイコンに接続、それ以外のLEDはカソードをGNDに落としておくことで、常時点灯とした。全LEDのアノードをトランジスタに接続、トランジスタのベースをマイコンに接続して、全LEDの点灯、消灯を一括でできるようにした。
C言語コード
8ビットタイマにCTC動作をさせ、一定間隔(32ms)で割り込みを発生させてLED点滅の間隔を生成。INT0割り込みを使って、スリープからの復帰、スリープへの移行を行い、電源ON/OFFの代わりとする。
INT0割り込みは、割り込み発生の瞬間に割り込みを無効化cli()し、500ms待ってから割り込み有効に戻すsei()ことで、チャタリング対策にしている。500msも待つ必要はないけどw
ヒューズビット設定
- HIGH: 0xFD LOW: 0x6B
- SPIEN *
- BODLEVEL 1V8
- CKDIV8 *
- SUT_CKSEL INTRCOSC_128KHZ_14CK_64MS
コード
/* * B737.c * * Created: 2016/03/28 17:56:56 * Author: 市川ゆり子 */ /* --PIN Connection-- 1 RESET: N/C 2 PB3: Beacon light LED Cathode 3 PB4: N/C 4 GND: GND 5 PB2: Right Wing Strobe LED Cathode 6 PB1/INT0: Push SW to GND 7 PB0: Left Wing Strobe LED Cathode 8 Vcc: +5V */ #define F_CPU 16000UL #include <avr/io.h> #include <avr/interrupt.h> #include <avr/sleep.h> #include <util/delay.h> #include <avr/fuse.h> FUSES = { .low = (FUSE_SPIEN & FUSE_CKDIV8 & FUSE_SUT0), .high = FUSE_BODLEVEL0, }; void goToSleep(); ISR(INT0_vect) { cli(); _delay_ms(500); //Chattering Killer sei(); //If PushSW pushed go to sleep. //But When PushSW pushed for resume from sleep, do not go sleep. if(bit_is_clear(MCUCR, SE)) { goToSleep(); } sleep_disable(); PORTB &= ~_BV(PORTB4); //Land, Nav, Interior lights on } static uint8_t strobe_state = 0; static uint8_t beacon_state = 0; //Timer interrupt routine ISR(TIM0_COMPA_vect) { switch (strobe_state) { case 0: //All Strobe off PORTB |= _BV(PORTB0); PORTB |= _BV(PORTB2); break; case 3: PORTB &= ~_BV(PORTB0); //Left wing strobe on PORTB |= _BV(PORTB2); break; case 4: //All Strobe off PORTB |= _BV(PORTB0); PORTB |= _BV(PORTB2); break; case 15: PORTB |= _BV(PORTB0); PORTB &= ~_BV(PORTB2); //Right wing strobe on break; } switch(beacon_state) { case 0: PORTB &= ~_BV(PORTB3); //Beacon light on break; case 1: PORTB |= _BV(PORTB3); //Beacon light off break; } strobe_state++; if (strobe_state == 16) { strobe_state = 0; } beacon_state++; if(beacon_state == 48) { beacon_state = 0; } } void goToSleep() { PORTB = 0b00111111; //All lights off. set_sleep_mode(_BV(SM1)); //Power down mode sleep_enable(); sleep_bod_disable(); sleep_cpu(); } int main(void) { //Peripheral initialize. DDRB = 0b00111101; //DDRB1 is in. other is out. PORTB = 0b00000010; //PORTB1 pull up. OCR0A = (unsigned int) 8; //init Counter Compare Register (for 32ms interrupt interval) TCCR0A = (1 << WGM01); //CTC counter mode. TCCR0B = (1 << CS01) + (1 << CS00); //Counter clock source clkI/O(128kHz / 8) / 64. TIMSK0 = _BV(OCIE0A); //INT0 interrupt GIMSK = _BV(INT0); //INT0 enable sei(); goToSleep(); sleep_disable(); PORTB &= ~_BV(PORTB4); //Land, Nav, Interior lights on while(1) { } }